橋の名は。物語 中島橋


中島橋

・福岡県北九州市~直方市  ・県道280号線  ・遠賀川

  中島橋は、八幡西区木屋瀬~直方市に架かる橋長約400mの橋で平成元年6月に完成している。

 

  小倉を起点とする旧長崎街道(写真下・街道沿いの景観)の2番目の宿場町であった木屋瀬から直方・長崎方面への通行は、この遠賀川を渡る必要があった。初代「中島橋」は大正6年に架設され、本橋の下流川にあったが新橋と入れ替わりに撤去され、今では橋門(写真下)のみが木屋瀬側に保存されている。

  初代「中島橋」の築造以前は、たびたび遠賀川の氾濫に見舞われている。


  その頃の、橋のない時代の「渡し場」跡が本橋の上流側に見られる。遠賀川とその支流の間の「瀬(中島)」(写真上)に渡り、更に対岸まで渡るという、なるべく危険を避ける方法がとられている。

  中島橋の「橋の名」の由来であろう。ただし、この橋名は全国各地に存在しており、その由来は定かではない。  



by 字っ茶1