筒井橋
・福岡県大野城市筒井 ・国道3号線沿い市道 ・三笠川
筒井橋は、御笠川流域の筒井に架橋されている。
筒井には、地名発祥の由来となる花崗岩の石枠でできた井戸(写真上)がありました。(現在は飲み水としては使用されてい
ませんが筒井地区の協同井戸跡として大切に保存されています)。そばには井戸を見守るかのように祀られた薬師如来の祠もあります。
この井戸について貝原益軒(1630~1714年)の「筑前国続風土記」、御笠郡下の筒井村の項に「雑餉隈(ざっしょのくま)の南の方にある近辺の村です。村の中に筒井というきれいな水が地面から湧き出ている井戸があります。その井戸は木の筒で井戸枠が作られています。それで村の名も筒井というのです。井戸の水は澄んでいて冷たく、常に水が下から井戸枠の上へ湧き上がっています。ただ冬至の夜だけは、湧き上がってこないということです。」とあります。
第2次世界大戦(1939~1945年)後しばらくの間は、夏は涼しく子供達もこの井戸の廻りで、小魚をすくったり、石枠に生えている苔を集めたりして遊び、水汲みは直接バケツ等をいれて使用していたそうです。
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