安満橋(やすまんばし)
・長崎県平戸市 ・県道平戸ー田平線 ・安満川
安満橋は、安満岳より流下する安満川に1991年に架設されたPC橋である。
安満岳は、平戸市の平戸島北西部にある標高530mの最高峰である。
安満岳は古代より平戸地域における山岳信仰の中心として崇敬をうけた。山頂近くには718年加賀国より分霊されたとされる白山神社が鎮座するほか、明治初期に廃寺となるまで在地仏教勢力の中心的存在としてキリスト教布教をはかる宣教師などと対抗する等した西禅寺があった。
また、江戸時代に入りキリスト教が日本国内で禁教政策により地下潜伏(隠れキリシタン)する中、安満岳の山頂にある石塔(「薩摩塔」)と自然石による石祠が「安満岳の奥の院様」と呼ばれて隠れキリシタンの信仰対象とされた。(ウイキペデイア:安満岳より抜粋)
安らぎ満たされる岳(やま)として、名称からも当時の「隠れキリシタン」の苦悩が忍ばれる。
コメントをお書きください